2016年10月31日月曜日

レカ@西葛西

ビリヤニ(チキン) 1000円


日本のインド人街、西葛西のさらにインド人が多そうな団地の一角にある西インドの家庭料理を売りにしたお店です。(東葛西に移転になりました。2017/5更新)
メニュー構成、佇まいからも日本人相手というより、インド人のためのお店だと思います。
ビリヤニにも力を入れているようで、こんな大きな張り紙がしてあります。

ぶっちゃけ3時間炊き込んだって言うのは盛ってますね笑
そんなに火を通したらまず、底が焦げますから

ビリヤニは一言で言うと、かなり濃厚です。
ビリヤニを作ったことがある方だと分かるかと思いますが、カッチ、パッキの場合、
作った際にグレービーに接している味が濃い部分とそうではない、味が薄い部分に分かれ、
その比率がちょうどいいの塩梅を生み出しています。

しかしここのビリヤニは、90%が味の濃い部分となっています。
1口食べただけで口の中がスパイスで占領され、もうお腹いっぱいになりそうですが、上にかかっているみじん切り生タマネギがアクセントになっていて、意外とパクパク食べれます。
現地並みに味が濃くなってますので、味の濃い部分が好きな方には、大ヒットかと思いますが、そうでない方にはちょっと塩辛く感じてしまうかもしれません。

インドでは何どか似たような味のビリヤニを食べたことがありますが、日本では初めて出会うビリヤニでした。

ビリヤニ以外にもマニアックな料理が色々ありますので、ぜひ足を運んでみてください。

店舗情報
店名:レカ
ビリヤニ提供状況:ランチ(毎日)、ディナー(毎日)
定休日:月、日
電話番号:03-5878-1896
住所:東京都江戸川区東葛西 6-23-11 
https://www.facebook.com/rekacorporation/

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ビリヤニキット


2016年10月25日火曜日

アリババ786@高田馬場

ハイデラバードチキンビリヤニ 600円

ワンコインビリヤニで一斉を風靡した786アリババから店名をケバブビリヤニハウスに変更し、なぜか再度786アリババへ店名を変えたであろうお店です。

残念ながら現在は600円と値上がりしてますが、日本で食べられるビリヤニとしては最安値かと思います。

ビリヤニは、そこまで辛くはありませんでしたがチリの香りが際立つものでした。
お肉もしっかり入っており、600円とは思えないコストパフォーマンスです。

新大久保と言えば、ナスコフードコートでも低価格なビリヤニ(チキンビリヤニ800円)を提供していますが、コスパなども考えると私はこちらのビリヤニの方が好みでした。

ビリヤニはランチ、ディナーとも毎日提供しているので、ビリヤニラバーとしては非常にありがたい存在です。(一度お昼に行ったらお店がしまっていましたが。。。)

ビリヤニメニュー(マサラチキンは存在しないらしい)

ビリヤニステッカーをつけてもらいました!

店舗情報
店名:アリババ786
ビリヤニ提供状況:ランチ 毎日、ディナー毎日
定休日:無休
電話番号:03-6457-6603

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日本ビリヤニ公式通販サイト

 

2016年10月16日日曜日

ノングインレイ@高田馬場


タンドリーチキン風炊き込みご飯(ダンパウ、ビリヤニ) 1000円

高田馬場駅改札前の交差点をわたってすぐ近くの飲食店街にある小さなお店です。
ちなみに高田馬場はミャンマー料理のお店が密集しており、近くのスィゥミャンマーなどでもダンパウを食べることが出来ます。

ダンパウはランチメニューにはありませんが、リクエストすればランチでも作ってくれるようです。
ダンパウは、揚げタマネギと八角の匂いがほんのり香るビリヤニライス(インディカ米、バスマティではない)に濃厚なチキンカレーがかかった一品です。
ビリヤニライスだけ食べても鼻から抜ける香りを楽しめますが、ほろほろのチキンレッグを
ほぐしながら一緒に食べるとさらに美味しくなります。

ちなみにサラダのドレッシングが激辛なので要注意!

メニューには、タンドリーチキン風炊き込みご飯と記載されていますが、
ダンパウと言えば通じます。

お店の規模、来客数の少なさからするとしょうがないとは思いますが、ダンパウは炊きたてではなくレンチンなことは、ちょっと残念な点です。
炊きたてのダンパウを提供しているところなど、日本にはないと思いますが炊きたてのタイミングで来店できるとラッキーですね!

ダンパウだけではなく、モヒンガーーなどのミャンマー料理の代表的な料理や日本人にはちょっと衝撃的な昆虫も食べることが出来るのでぜひ足を運んでみてください。

店舗情報
店名:ノングインレイ
ビリヤニ提供状況:ランチ:毎日、ディナー:毎日 どちらもストックがあれば
定休日:年中無休
電話番号:050-5590-9386 

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ビリヤニキット


2016年10月14日金曜日

Indian Cuisine 玉響(たまゆら)@溜池山王



チキンムグライビリヤニ(手前)マトンムグライビリヤニ(奥)

仙台に数店舗インド料理店を展開していて、近くの「ソニア」の系列店です。

ビリヤニはランチで週4日(月〜木、祝日があればずれて提供)、
日替わりで4種類(チキン、マトンムグライ、マトンマッチ、チキンハイダラバード)の
ビリヤニを提供しているます。
普段は1種類のビリヤニを5食限定で販売しており、1皿1100円となっていますが、
今回は特別にチキンムグライとマトンムグライを食べさせて頂きました。

チキンムグライビリヤニ
ヨーグルトベースの酸味が際立つさっぱりとしたビリヤニで、これはおすすめ。
日本で食べられるビリヤニはがっつりスパイスを効かせたものが多いですが、これはヨーグルト感が強く、他ではあまり味わうことが出来ない一品だと思います。
またビリヤニとしては珍しく色がほぼないものとなっています。

マトンムグライビリヤニ
ヨーグルトベースのマトンの香りがガツンとくるビリヤニとなっています。
マトンの脂身を削ぎ落とすなど、臭みを消す処理はしっかりしていますが、それでもマトン臭が結構するため、好き嫌いが分かれるかもしれません。

マトンボティケバブ


店名的に「インド料理店?」という感じはしますが、ネパール系インド料理とは違い、ちゃんとしたインド料理を提供しているお店です。
店長さんも、安くて量が多いだけではないしっかりとしたインド料理を提供したいという思いが非常に強く、大衆ウケしそうな料理だけではなく、カリベッペマトンフライ(南インドのドライカレー)など色々マニアックな料理も提供しています。
特に夜は事前リクエストをすれば、コルカタ出身で南インドで働いていたシェフによる
マニアックな料理をいくらでも提供して頂けるようです。

ビリヤニに関しても、知名度があまりないため余ってしまうことはあるけれども「ビリヤニという美味しい料理を知ってほしい」との思いからランチではほぼ毎日提供している貴重なお店です。
ディナーのビリヤニは事前予約が必要ですが、ぜひ訪れてみたいですね!

ランチメニュー

店舗情報
店名:Indian Cuisine 玉響(たまゆら)
ビリヤニ提供状況:ランチ 週4日(月〜木、祝日があればずれて提供
         ディナー 要予約
定休日:日曜日
電話番号:050-5590-3884
住所:東京都港区赤坂2-9-4 千代田ビル 2F

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2016年10月11日火曜日

フィリピンのビリヤニ

ビリヤニは元々イスラム教徒の料理であったこともあり、スペインとアメリカ統治が長く
ビリヤニとは全く無縁そうな国、フィリピンですがビリヤニが存在するとの情報があったので、実際に行って確かめてきました。(Wikiにも載っています)
よくよく調べてみると実はスペイン統治の前、14世紀ぐらいにイスラム教が広まったことでフィリピンには一定数のイスラム教徒が存在しています。特にミンダナオ島はフィリピンでもイスラム教徒が多い島のようです。

フィリピンビリヤニは存在するのか?
時間の都合で今回はマニラとセブにしか行くことが出来ませんでしたが、結論から言うとこの2都市にはビリヤニは存在しませんでした。

フィリピンで食べたカブサ

フィリピンの首都マニラには、ゴールデンモスクという大きなモスクがあり、その周辺は
イスラム教徒が集まる地区なのでビリヤニがあることを期待していましたが、残念ながら
カブサ(ビリヤニの親戚、中東でよく食べられている)しかありませんでした。

ゴールデンモスク

ここではビリヤニという名前さえ知らない人がほとんどで、ゴールデンモスクの長老にお話を聞くことが出来たのですが、フィリピンビリヤニは本当にお祝い事でしか食べることが出来ない貴重な食べ物で、マニラでは作っているところはないとのことでした。
ちなみにこの周辺でビリヤニのオススメのお店を聞くと、フィリピンビリヤニではないアラブ系レストランのビリヤニを紹介されます笑

今回マニラでミンダナオ島出身の方からビリヤニの話を聞いたところ、名前はビリヤニではないようですが、似たような食べ物は存在するとのことでしたので、次回確認しに行きたいと思います!

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世界各国のビリヤニ


日本ビリヤニ協会公式通販サイト
 

2016年10月2日日曜日

美味しいビリヤニの見つけ方


インドに行ったけど、「美味しいビリヤニを見つけられなかった」「ビリヤニに出会わなかった」との声がよくきくので、インドだけではなく、各国でビリヤニを求めてひたすら食べ歩いてきた私の経験をもとに美味しいビリヤニの探し方を紹介したいと思います。


現地でビリヤニを教わるビリヤニ太郎

ビリヤニはイスラム教徒の料理である
まずビリヤニという料理の成り立ちを理解することが、美味しいビリヤニを見つける上で
もっとも重要です。
ビリヤニの成り立ちには諸説ありますが、ペルシャ帝国(現在のイラン)がイスラム教の普及とともに南アジアに侵略し、インドでムガル帝国時代に発展を遂げた食べ物だとされている説が有力です。そのためビリヤニは元々ムスリムの食べ物なので、
美味しいビリヤニを作っているのはムスリムが多いのです!!
それではムスリムはどこにいるのでしょう?


デリーのムスリム街にあるビリヤニ

①モスクを探せ
インドでは大体、ヒンドゥー教徒とムスリムは別々のエリアに住んでいることが多く、どちらも同胞同士集まって生活をしています。そこでムスリムが多く住んでいる場所を探すには、
スク(イスラム教徒の礼拝所)を探すことが一番です。


デリーのジャマーマスジッド周辺には美味しいビリヤニのお店が集結する

このモスクを探すには、アザーン(ムスリムへ礼拝を呼びかける号令)に耳を澄まし
聞こえる方へ進んでいってください。
アザーンはモスクから流れてくるため、必ずモスクに辿り着きます。
ビリヤニは金曜日の礼拝後食べる料理であることからも、モスク周辺には必ず美味しいお店があります。

②ムスリムかを見極める
また別の方法としては、歩いているムスリムにおすすめのお店を聞くことです。
それは美味しいビリヤニを知っているのは、日常的に食べているムスリムだからです。

典型的なムスリム

ただ見知らぬ人に「あなたはヒンドゥー教徒ですか?ムスリムですか?」とは聞けないと思いますので、見極めるポイントとしては、あご髭を伸ばしている、シャルワルカミーズ(民族衣装)を来ている、帽子をかぶっていることです(みんながみんなそうではありませんが)。
見つけたら奥さず、聞いてみてください。大体心良く美味しいお店を教えてくれます。
ただムスリムに美味しいビリヤニを聞いて歩いていると、大体モスクにたどり着くのですが笑

今回ご紹介した方法に加えてビリヤニTシャツを着ていけば、さらに簡単に見つけることが出来ますし、探すのが一層楽しくなります。
またインドだけではなく他の国でも同様に通用しますので、ぜひ実践してみてください。


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